【第715回】 “春晩ロボット”が世界を驚愕!
中国ヒト型ロボット産業の実力は?
中国共通
IT
政策
SUMMARY
会報誌3月号では、中国で「具身智能」と呼ばれるエンボディードAI(Embodied AI)と、その代表的な応用例であるヒト型ロボット産業を取り上げました。 2026年1月28日(旧暦の大晦日)に放映された中国中央電視台(CCTV)の「春晩」でのヒト型ロボットのダンスは、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。子どものダンサーと息を合わせ、複数のロボットがカンフーを披露する姿は、従来のロボットのイメージを大きく覆すものでした。 これまでもボクシングやマラソン、サッカーといった“ロボット競技”は目にしてきましたが、どこか実験的な印象が拭えませんでした。しかし今回のパフォーマンスは、動きの精度や表現力の面で、明らかに次の段階に入ったことを感じさせます。 では、こうした技術は実際のビジネスや生活の現場でどこまで活用されている…
会報誌3月号では、中国で「具身智能」と呼ばれるエンボディードAI(Embodied AI)と、その代表的な応用例であるヒト型ロボット産業を取り上げました。
2026年1月28日(旧暦の大晦日)に放映された中国中央電視台(CCTV)の「春晩」でのヒト型ロボットのダンスは、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。子どものダンサーと息を合わせ、複数のロボットがカンフーを披露する姿は、従来のロボットのイメージを大きく覆すものでした。
これまでもボクシングやマラソン、サッカーといった“ロボット競技”は目にしてきましたが、どこか実験的な印象が拭えませんでした。しかし今回のパフォーマンスは、動きの精度や表現力の面で、明らかに次の段階に入ったことを感じさせます。
では、こうした技術は実際のビジネスや生活の現場でどこまで活用されているのでしょうか。レストランでの配膳ロボットはすでに一般化しつつありますが、それ以外の領域については、まだ発展途上にあるのが実情です。
特に工場のように状況判断が求められる環境や、家庭内のような不確実性の高い空間では、スピードや柔軟性の面で課題が残されています。
一方で、中国では窓拭きロボットなど家庭領域での活用も進みつつあり、人手不足という社会課題を背景に、今後の実装が加速する可能性も高いといえるでしょう。
量産規模で世界をリードし、政府主導で産業育成を進める中国。その現在地を把握することは、日本企業にとっても重要な示唆となります。
欧米や日本との比較に加え、主要メーカー8社の動向も踏まえながら、中国のエンボディードAIとヒト型ロボット産業の現状を整理・分析しました。
Copyright © CAST Global Consulting Co., Ltd. All Rights Reserved.