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【中国消費洞察メルマガ 第731号】日本企業が強みを生かせるサービス市場が拡大

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2026年7月22日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第731号】
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 こんにちは!キャストグローバルの大亀です。

 「六月黄」はご存じでしょうか。初夏から夏にかけて出回る若い上海蟹のことで、「六月」は旧暦6月頃を意味します。そのため、旬はおおむね6月下旬から8月上旬にかけてです。

 脱皮を終えたばかりの若ガニのため、秋の本格シーズンに味わう上海蟹よりもひと回り小ぶりです。上海生活が20年を超え、存在自体は知っていましたが、食べた記憶はありません。ネットスーパー「盒馬(フーマー)」のアプリで販売されていたので、早速購入してみました。

 当たり前ですが、見た目は普段の上海蟹と同じ。今回購入したのはオスでしたが、大きさは秋に出回る一般的なメスほど。上海では平たい餅と一緒に炒める「六月黄炒年糕」が定番ですが、まずは素材本来の味を楽しもうと、シンプルに蒸していただきました。

 蟹味噌は濃厚でクリーミー。殻や脚は比較的柔らかくて食べやすく、身は少なめながら、みずみずしさと上品な甘みが感じられました。成熟前に食べるのは少しもったいない気もしましたが、夏ならではの上海蟹の楽しみ方として、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょう。

 今週のコラムは、会報誌6月号で特集した中国サービス消費市場についてです。では、中国消費洞察メルマガ第731号をお送りいたします。

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■YouTube「中国消費洞察」チャンネル
>> https://www.youtube.com/@china.marketing.insight
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中国歴25年の日本人コンサルタントがお届けする中国消費・マーケティング情報です。中国の消費現場、トレンド、ネット・EC、小売・流通、消費者動向などを2分前後の動画で解説します。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第731回)
   ◆価値ある体験をいかに提供するか?
    ~日本企業が強みを生かせるサービス市場が拡大~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2026年6月号(vol.135)発行
     (詳細)https://www.cast-marketing.com/newsletter/

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■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第731回)
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【第731回】 価値ある体験をいかに提供するか?
~日本企業が強みを生かせるサービス市場が拡大~

 会報誌6月号で特集した中国サービス消費市場。消費の主役が「モノ」から「サービス」へと移りつつあるなか、旅行や外食、ライブ・イベント、スポーツ、教育など、体験や時間そのものに価値を見いだす「サービス消費」が新たな成長分野となっています。

 没入型演劇や音楽フェス、オンラインのパーソナルトレーニングといった新しい消費スタイルも広がり、人々のお金の使い方は大きく変わり始めました。これは一時的な流行ではなく、14億人を超える巨大市場で進む消費構造の転換といえるでしょう。

 その変化は各種データにも表れています。2025年のサービス小売売上高は前年比5.5%増と、モノの小売売上高(3.8%増)を1.7ポイント上回りました。

 一人当たりのサービス消費支出は1万4,000元に達し、個人消費全体に占める割合は46.1%と、2020年から3.5ポイント上昇しています。

 またGDPに占めるサービス産業の付加価値比率も57.7%まで拡大しており、中国経済におけるサービス産業の存在感は一段と高まっています。

 背景にあるのは、経済成長に伴う消費の成熟です。一般に、一人当たりGDPが1万5,000米ドル前後に達すると、消費の中心はモノからサービスへ移行するとされています。

 中国も2025年には一人当たりGDPが1万4,000米ドルに迫り、まさにその転換点を迎えています。生活必需品が広く普及した現在、消費者が重視するのは「何を持つか」ではなく、「どのような体験や価値を得られるか」です。

 価格や機能だけでなく、利便性や快適性、自己実現、精神的な満足といった付加価値への関心が高まっています。

 中国のサービス市場は、日本企業が強みを持つ観光、宿泊、外食、教育などの分野にとっても、大きなビジネスチャンスとなる可能性があります。

 今後は「モノを売る」だけでなく、「価値ある体験を提供する」という視点が、中国市場を攻略する重要な鍵になりそうです。

バックナンバー一覧はこちら >> https://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

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■新着コンテンツ一覧
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◆「美団閃購」に見る5つの主要消費シーン分析(5)
 ~インスタント・リテール「美団閃購」で売上が伸びる5つの場面④〜外出・旅行

 インスタント・リテールは、中国人の旅行スタイルにも変化をもたらしている。多くの人が、以前のように万全の準備を整えてから出かけるのをやめ、必要に応じてその場で購入すればいいといった考え方が広がっている。旅行先や出張先で忘れ物に気付いても、スマホで注文すればすぐ手に入るという安心感が、新しい旅のスタイルを支えている......

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◆「美団閃購」に見る5つの主要消費シーン分析(4)
 ~インスタント・リテール「美団閃購」で売上が伸びる5つの場面③〜夜間(ナイトタイム)

 若年層の生活リズムは全体的に後ろ倒しとなり、消費行動も深夜帯へと広がっている。実店舗が閉店し、従来のネット通販では翌日配送となる時間帯であっても、消費ニーズは途切れることなく存在する。夜は自由に時間を使い、思い立ったことをすぐに実行できる重要な時間帯と考える若者も少なくない......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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◆「美団閃購」に見る5つの主要消費シーン分析(3)
 ~インスタント・リテール「美団閃購」で売上が伸びる5つの場面②〜ギフト・贈り物

 若年層における「贈り物」のあり方も変化している。従来のように特定のイベントや記念日に限ったものではなく、日常のさまざまな場面に広がりつつある。夫婦や家族との記念日、離れて暮らす両親への気遣い、子どもへのプレゼント、自分へのご褒美など、気持ちは伝えたいと思った瞬間にすぐ形にするのが、彼らのライフスタイルとなっている......

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◆「美団閃購」に見る5つの主要消費シーン分析(2)
 ~インスタント・リテール「美団閃購」で売上が伸びる5つの場面①〜季節の変わり目

 中国の若年層の購買行動は、大きく変化している。家電といえば、以前は事前に計画を立て、大型セール時にまとめ買う消費者が多かったが、現在は必要になった際に購入するスタイルへと移行している。若者たちは、将来の不確実なニーズのために資金や保管スペースを確保することを好まない。また注文した商品が届くまでの長い待ち時間も、できれば避けたいと考えている......

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https://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=6398

◆「美団閃購」に見る5つの主要消費シーン分析(1)
 ~家電・デジタル製品市場を牽引するインスタント・リテール

 国内景気の低迷と構造的調整期という二重の圧力に直面している中国のデジタル家電業界。2025年から2030年の年平均成長率は5%未満にとどまると見込まれ、市場は既存需要の奪い合いとなっている。消費者の買い替えサイクルも長期化。リアル店舗では来店者数の大幅減に加え、運営コストの上昇が続き、厳しい経営を迫られている......

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◆中国「AI+消費財」市場分析レポート(16)
 ~技術競争から価値競争へ ― AI時代の中国消費市場が示す新潮流

 中国における「AI+消費財」の競争は、いま大きな転換点にある。ハードウェアの性能を比較するだけでは差がつきにくくなり、ソフトウェアやサービス、エコシステム連携、さらには利用シーンの理解力が競争力を左右する段階に入っている......

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◆中国「AI+消費財」市場分析レポート(15)
 ~AI+家電 自ら判断して動き、機器同士と連動して生活全体を支える存在へ②

 冷蔵庫分野では、美菱(Meiling)の「503」モデルが存在感を示している。AIによる全体制御技術を活用し、食材の水分保持を改善する鮮度維持機能(汁液流出を約20%抑制)、消費電力を14.6%以上削減する省エネ機能、さらに運転音を抑える静音設計を実現している。また専用アプリを通じて運転状況の確認や、食材ごとの最適な保存方法の提案を受けることができる点も特徴だ......

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◆中国「AI+消費財」市場分析レポート(14)
 ~AI+家電 自ら判断して動き、機器同士と連動して生活全体を支える存在へ①

 中国の家電分野におけるAI化は、大きく三つの段階で進展してきた。第一段階は「音声操作の普及期」(2016〜2022年頃)。音声認識の導入により、従来のボタン操作に代わって、話しかけるだけで家電を操作できるようになった。ただしこの段階では、「電源を入れる」「温度を下げる」といった単純な指示への対応が中心だった......

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https://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=6394

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■新着統計データ一覧
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◆2025年中国不動産市場の基本状況④〜不動産開発景気指数
◆2025年中国不動産市場の基本状況③〜不動産開発企業の資金調達状況
◆2025年中国不動産市場の基本状況②〜新築商品用不動産の販売および在庫状況
◆2025年中国不動産市場の基本状況①〜不動産開発投資の動向

統計データ一覧はこちら >> 
https://www.cast-marketing.com/statistics/

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■お知らせ
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◆会報誌「中国消費洞察」2026年6月号(vol.135)発行

 会報誌2026年6月号(vol.135)の巻頭特集では、中国で急成長する新たな食品小売業態「零食量販店」を取り上げました。

 近年、中国では「好想来」「趙一鳴零食」「零食很忙」などに代表される零食量販店が急速に店舗網を拡大しています。菓子類や飲料、ナッツ類、肉加工品など数千種類の商品を低価格で販売する業態で、主要都市だけでなく三線級以下の「下沈市場」にも広く浸透し、中国の食品流通を大きく変えつつあります。

 その背景には、メーカーからの大量仕入れや効率的な物流網による低価格の実現だけでなく、豊富な品揃えの中から自由に商品を選べるという高いコストパフォーマンスがあります。少額でもさまざまな商品を試すことができるため、新商品の購入機会を生み出す販売チャネルとしても存在感を高めています。

 市場拡大のスピードは非常に速く、2020年末に約1,800店だった店舗数は、2025年末には4万5,000店を突破しました。「鳴鳴很忙」と「万辰集団」の二大チェーンだけで3万店以上を展開し、市場は実質的な二強体制へと移行しています。

 今号では、零食量販店が急成長した背景やビジネスモデル、市場構造、主要プレイヤーの戦略、メーカーとの取引・協業の仕組みを整理するとともに、日本の食品企業にとってのビジネスチャンスについて分析しました。

 業界研究では、中国のサービス消費市場を特集しました。

 近年、中国では「モノを所有すること」から、「体験や豊かな時間」に価値を見いだす消費へと大きく転換しています。旅行や外食、ライブ・イベント、スポーツ、教育など幅広い分野でサービス消費が拡大し、人々のライフスタイルやお金の使い方にも変化が表れています。

 2025年のサービス小売売上高は前年比5.5%増となり、モノの小売を上回る成長を記録しました。一人当たりのサービス消費支出や個人消費に占めるサービスの割合も着実に上昇しており、中国経済におけるサービス産業の重要性は一段と高まっています。

 また音楽フェスや没入型エンターテインメント、スポーツイベントなど、「情緒価値」を重視した新たな消費スタイルも広がっています。消費者は商品そのものではなく、感動や共感、思い出といった体験価値を求める傾向を強めています。

 日本企業は、観光、飲食、宿泊、教育などの分野で高品質なサービスや運営ノウハウを蓄積しており、中国で拡大するサービス市場は新たな事業機会となる可能性があります。

 今号では、中国サービス消費市場の最新動向や成長分野を整理するとともに、日本企業に期待されるビジネスチャンスについて考察しました。

 マーケティングコラムでは、2026年の「618」商戦を取り上げました。

 今年の618商戦は、例年のような派手な販促競争ではなく、AIを活用した運営効率や顧客体験の向上が競争力を左右する「AI主導元年」とも呼べる内容となりました。各プラットフォームは複雑なクーポン施策を見直し、より分かりやすい値引きへと転換するなど、EC市場は成熟期にふさわしい競争へと移りつつあります。

 また即時配送サービス(インスタントリテール)の存在感も一段と高まり、オンラインとオフラインを融合した新たな販売モデルが急速に普及しています。中国EC市場は、価格競争の時代から、AIやデジタル技術を活用した高効率・高付加価値競争へと新たな局面を迎えています。

 今号では、2026年618商戦の最新動向を整理するとともに、中国EC市場の変化や日本企業が注目すべき販売チャネル戦略について分析しました。

 そのほかにも、中国の消費やマーケティングに関するインサイト情報やデータを多数掲載しています。

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会報誌『中国消費洞察』
2026年6月号(vol.135) もくじ
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【巻頭特集】中国「零食量販店」市場分析レポート
中国の食品流通を変える新たな小売業態
デフレ圧力下で急成長する「零食量販店」(菓子類専門チェーン)

【業界研究】中国サービス消費分析レポート
ニーズの多様化で日本企業にも商機
「情緒価値」を求める中国サービス消費の新潮流

【マーケティングコラム】2026年「618」商戦分析レポート
インスタントリテールが主戦場へと浮上
「AI主導元年」となった中国「618」商戦

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【中国マーケティング会員コース クイックリンク】
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