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【中国消費洞察メルマガ 第723号】フードデリバリーで家電を買う時代へ場

中国ビジネスをマーケティング視点から再構築しよう!
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティング会員コース
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2026年5月27日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第723号】
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 こんにちは!キャストグローバルの大亀です。

 会報誌4月号で、中国ではフードデリバリー網を活用した家電購入が伸びているということで、その背景や利用シーンを分析しました。それをまさに体験する出来事がありました。

 先日、深圳へ出張した際、ホテルに着いてシェーバーを忘れていることに気づきました。備え付けのカミソリで我慢しようかと思ったのですが、「そうだ!美団で頼もう」と思い、以前からほしかったパナソニックの手のひらサイズのシェーバーを近場のお店からオーダーしました。

 すると20分ほどで部屋の電話が鳴り、「配達ロボットがお届けに来ています」と。見事に部屋まで送り届けられました。その後、熱い皿を持って指を火傷したため塗り薬を。さらにクライアントのバッグのファスナーが壊れたので、これも小米(シャオミ)の店舗から購入し、食事中のレストランまで届けてもらいました。

 いずれも30分以内。価格も店頭と同じで、配送料も数元程度なので、どこに店があるか探し、往復の交通費を考えると、圧倒的に時間とお金が節約できます。日本企業にとってもECやライブコマースだけでなく、フードデリバリー網を活かしたリアルの店舗という接点を再構築する必要がありそうです。

 今週のコラムは、中国で広がる家電の”フードデリバリー”についてです。では、中国消費洞察メルマガ第723号をお送りいたします。

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■YouTube「中国消費洞察」チャンネル
>> https://www.youtube.com/@china.marketing.insight
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中国歴25年の日本人コンサルタントがお届けする中国消費・マーケティング情報です。中国の消費現場、トレンド、ネット・EC、小売・流通、消費者動向などを2分前後の動画で解説します。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第723回)
   ◆中国で広がる「家電も即配で!」消費
    ~フードデリバリーで家電を買う時代へ場~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2026年4月号(vol.133)発行
     (詳細)https://www.cast-marketing.com/newsletter/

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■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第723回)
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【第723回】 中国で広がる「家電も即配で!」消費
~フードデリバリーで家電を買う時代へ~

 日本では、家電やデジタル製品をフードデリバリー網で購入するという発想は、まだ一般的とは言い難いでしょう。家電は家電量販店やECで比較検討し、数日後に届くもの⋯そうした認識が依然として主流です。

 しかし中国では、必要なものを「今すぐ手に入れる」ことが前提となり、家電やデジタル製品でさえ、30分〜1時間程度で配送される時代へと移行しつつあります。

 こうした変化を牽引しているのが、「即時零售」(インスタント・リテール)です。フードデリバリー網を活用し、注文後すぐに商品を届けるこの仕組みは、食品や日用品だけでなく、家電・デジタル分野にも急速に浸透しています。

 中国大手プラットフォーム「美団閃購」(メイトゥアン・シャンゴウ)によれば、2025年には1億2千万人以上の若年層が同プラットフォーム上でデジタル家電を検索したようです。

 背景にあるのは、中国の若年層における消費行動の変化。従来のように大型セール時にまとめ買いするのではなく、「必要になった瞬間に購入し、すぐ使う」というスタイルが広がりつつあります。

 例えば、季節の変わり目には、「暑くなったから扇風機を買う」「雨が続くから除湿機を買う」といったニーズが急増。事前に準備するのではなく、その日の気温や天候に応じて購入を決定するのです。

 またギフト需要も変化しています。誕生日や記念日だけでなく、「今この瞬間に気持ちを伝えたい」という日常的な贈り物需要が拡大。配送スピードの向上によって、“プレゼントは事前に準備するもの”という感覚も薄れつつあります。

 さらに、中国では夜間消費の拡大も顕著です。深夜帯でもドライヤーや炊飯器、シェーバーなどが大量に購入されており、旅行や出張時にも、忘れ物は現地で即時購入するという考え方が広がっています。

 中国のインスタント・リテールは、単なる配送サービスではありません。消費者の時間感覚や購買行動を変え、流通構造そのものを再構築する存在へと進化しています。

 これは、日本企業にとっても無関係な話ではありません。今後は「何を売るか」だけでなく、「どれだけ早く届けられるか」も競争力の一部になっていく可能性があります。

バックナンバー一覧はこちら >> https://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

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■新着コンテンツ一覧
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◆中国ヒト型ロボット産業分析レポート(3)
 ~中国エンボディードAIとヒト型ロボット産業の現在地③〜技術進化:大脳・小脳・本体の協調発展

 2025年、中国のヒト型ロボット技術は大きく進展した。その特徴は、「大脳」、「小脳」、「本体」の三つの領域が一体となって進化している点にある。まず「大脳」にあたるAIの領域では、視覚・言語・動作を統合した大規模モデルが進化。ロボットはあらかじめ決められた動作を繰り返すだけでなく、人の指示を理解し、自ら判断して行動できるようになりつつある......

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◆中国ヒト型ロボット産業分析レポート(2)
 ~中国エンボディードAIとヒト型ロボット産業の現在地②〜 政策ドライバー:国家から地方までの一体推進

 エンボディードAIの急速な発展を支えている最大の要因の一つが、政策による継続的な後押しだ。中国では、中央政府から地方政府に至るまで、多層的に産業育成の取り組みが進められている。国家レベルでは、2025年の「政府工作報告」(中国政府の年次施政方針報告)において初めて「具身智能」(エンボディードAI)が将来産業の重点分野として位置づけられ、国家戦略の中に明確に組み込まれた......

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◆中国ヒト型ロボット産業分析レポート(1)
 ~中国エンボディードAIとヒト型ロボット産業の現在地①〜産業全体の概況と成長ステージ

 いま世界的な注目を集めている中国のロボット産業。2026年1月28日(旧暦の大晦日)の中国中央テレビ(CCTV)の春節特別番組では、ヒト型ロボット(ヒューマノイド)が実際のダンサーと共演し、その様子が世界中に放映された。これにより、中国のロボット技術の進展が一目で伝わる形となり、大きな驚きをもって受け止められることとなった。こうした動きは、中国で「具身智能」と呼ばれる新たな領域の広がりを象徴している......

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◆中国「下沈市場」分析レポート(23)
 ~9億人の巨大「下沈市場」を再定義 次の10年を支える“もう一つの中国”

 いま大きくかつ構造的な変化が進んでいる中国「下沈市場」。もはや一線級都市の需要の受け皿としての消費エリアではなく、約9億人の人口と約3億人のアクティブなネットユーザーを抱える、独立した市場へと変わりつつある。そこでは独自の消費行動やライフスタイル、ビジネスの仕組みが形成され始めている。この変化を支えているのが、二つの主要な消費層だ......

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◆中国「下沈市場」分析レポート(22)
 ~下沈市場トレンド⑲〜仕組みで勝つ地場ブランド

 一方で地場ブランドは、サプライチェーンの統合とコスト管理を強みに、安くて品質が安定した商品を継続的に供給できる仕組みを構築している。自社工場の保有や外部工場との強い連携、集中購買、原材料や製造工程の標準化などを通じて、工場から店頭までの価格上乗せを抑制している。さらに、デジタル化された供給網や精緻な在庫補充によって、運営コストを低減している......

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◆中国「下沈市場」分析レポート(21)
 ~下沈市場トレンド⑱〜現地化を進める外来ブランド

 外来ブランドは、複数の手法を通じて下沈市場への展開を進めている。一つは、いわゆる「パパママショップ」(夫婦経営の個人商店)の改装・活用だ。こうした店舗は地域に深く根ざし、顔なじみの関係を基盤とした顧客ネットワークを有している。その強みを活かしつつ、小規模な改装と標準化されたサプライチェーンを導入することで、短期間での展開を可能にしている......

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◆中国「下沈市場」分析レポート(20)
 ~下沈市場トレンド⑰〜オンラインが消費の主役へ

 下沈市場では、いわば「オンライン・マルシェ」とでも言うべき新たな購買環境が定着しつつある。複数のデジタルサービスが日常生活に深く入り込み、消費者の情報収集から購入までの行動が大きく変化している。総合ECの分野では、ECプラットフォームが小鎮中青年にとって最も重要な情報源となっている。電通クリエイティブの「2026年下沈市場トレンド報告」によれば、回答者の70.5%が商品情報をECサイトから取得しており、この割合はSNSや知人からの口コミを上回る......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング会員』IDにてログインの上ご覧ください。
https://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=6327

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■新着統計データ一覧
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◆2025年中国不動産市場の基本状況④〜不動産開発景気指数
◆2025年中国不動産市場の基本状況③〜不動産開発企業の資金調達状況
◆2025年中国不動産市場の基本状況②〜新築商品用不動産の販売および在庫状況
◆2025年中国不動産市場の基本状況①〜不動産開発投資の動向

統計データ一覧はこちら >> 
https://www.cast-marketing.com/statistics/

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■お知らせ
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◆会報誌「中国消費洞察」2026年4月号(vol.133)発行

 会報誌2026年4月号(vol.133)の巻頭特集では、中国で急速に存在感を高めている「AI+消費財」市場を取り上げました。

 近年、中国では生成AIの進化を背景に、AIを単なるスマホやパソコン内の機能としてではなく、実際に“モノ”へ組み込む動きが加速しています。ウェアラブル機器、AI玩具、映像機器、家電製品など、日常生活のさまざまな場面でAI搭載製品が広がり始めています。

 特に注目されるのが、中国業界内で2026年が「AIハードウェア化元年」と位置づけられている点です。政策支援や技術進化を背景に、AIが自ら判断し、ユーザーへアドバイスやサポートを提供する製品群が急速に増加しています。AIは画面の中の存在から、生活空間に入り込み、実際に触れて使う存在へと進化しつつあるのです。

 中国版TikTokの抖音(ドウイン)では、AIロボット関連動画の累計再生回数が21億回を超えるなど、消費者の関心も急速に高まっています。単なる話題消費の段階を超え、どの製品が便利か、自分に合っているかを比較・検討するフェーズへ移行している点も特徴です。

 今号では、「AI+消費財」市場の全体像を整理したうえで、ウェアラブル機器、玩具、映像機器、家電など各分野の最新動向や主要企業の戦略を分析しました。中国で進む「AI+」の実態を理解し、日本企業が今後の事業機会を考えるうえでの参考となれば幸いです。

 トレンドウォッチでは、中国で急拡大する「二手経済」(中古エコノミー)を特集しました。中古品市場はすでに年間約1兆7千億元規模へ成長し、スマホや家電からベビーカーまで、日常生活の幅広い領域へ浸透しています。

 背景には、若年層を中心とした価値観の変化に加え、環境意識の高まり、政策支援、そしてAI技術を活用した取引の効率化があります。写真を撮るだけで商品説明や参考価格を自動生成する機能や、AIによる価格算定・レコメンド機能などが普及し、中古取引の利便性と信頼性が大きく向上しています。

 また中国の中古市場では、単なる「節約志向」だけではなく、「合理的に選ぶ」という新しい消費観が広がっている点も特徴です。特に若年層を中心に、中古品を“妥協”ではなく、コストパフォーマンスや環境配慮、自分らしい消費スタイルを体現する選択肢として積極的に受け入れる動きが目立っています。

 さらに閑魚(シエンユー)や転転(ジュアンジュアン)、愛回収(アイホイショウ)など主要プラットフォーム各社も、それぞれ異なる強みを打ち出しながら市場拡大をけん引しています。個人間取引を軸に巨大なユーザー基盤を持つ企業から、検品・保証サービスを強化する企業まで、競争環境も急速に高度化しています。

 今号では市場規模や成長要因、ユーザー属性、主要プラットフォームの競争戦略などを整理し、中国中古品市場の全体像を多角的に分析しました。

 マーケティングコラムでは、美団閃購(メイトゥアン・シャンゴウ)を事例に、中国で急成長する「即時零售」(インスタント・リテール)を取り上げました。

 従来型の家電販売が成長鈍化に直面するなか、注文から30分〜1時間程度で商品を届ける即時配送サービスが、新たな販売チャネルとして存在感を強めています。特に若年層を中心に、「必要な時にすぐ欲しい」というニーズが拡大し、デジタル家電市場にも大きな変化をもたらしています。

 今号では美団閃購のデータをもとに、家電・デジタル製品市場における5つの主要消費シーンを分析し、中国インスタント・リテール市場の最新動向と今後の可能性を考察しました。

 そのほかにも、中国の消費やマーケティングに関するインサイト情報やデータが盛りだくさんです。

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会報誌『中国消費洞察』
2026年4月号(vol.133) もくじ
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【巻頭特集】中国「AI+消費財」市場分析レポート
AIが“モノ”として生活に入り込む時代へ
中国「AI+消費財」市場の全体像

【トレンドウォッチ】中国中古品市場分析レポート
閑魚が市場を牽引、日常に浸透する中古消費
中国で急拡大する「二手経済」(中古エコノミー)

【マーケティングコラム】
「美団閃購」に見る5つの主要消費シーン分析
家電・デジタル製品市場を牽引するインスタント・リテール

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