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【中国消費洞察メルマガ 第718号】TikTok Shop日本市場に見る三つの特徴

中国ビジネスをマーケティング視点から再構築しよう!
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティング会員コース
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2026年4月22日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第718号】
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 こんにちは!キャストグローバルの大亀です。

 先週、中国初上陸となるクライアントを上海でアテンドしました。空港から市街地へ向かう道中、日本車の姿は思いのほか少なく、外車や見慣れない中国ブランドの車が目につきます。軽自動車が多い日本とは対照的に、ほとんどが大型車である点も新鮮だったようです。

 初日にまず行ったのは、微信(ウィーチャット)の設定です。その後、ウィーチャットペイに加えて支付宝(アリペイ)もクレジットカードと紐づけ、支払いに困らない環境を整えました。日本のクレジットカードでも比較的スムーズに設定は完了しましたが、支払いのたびにカード会社からセキュリティコードの入力を求められる点は、やや面倒でした。

 高速鉄道で無錫まで足を延ばした際には、虹橋駅の規模の大きさと人の多さに圧倒された様子でした。食事も、定番の鼎泰豊や飲茶、牛肉麺などを楽しみ、来訪前は多少の不安もあったようですが、いずれも口に合ったようで満足されていました。

 上海の人々のホスピタリティに加え、打ち合わせの場での迫力やスピード感にも触れ、中国でのビジネス展開に対する見方が大きく変わったようでした。やはり来てみて初めて(改めて)わかる本当の姿もあるでしょう。もっと多くの方々に、また中国に足を運んでほしいですね。

 今週のコラムは、会報誌3月号で特集したTikTok Shopの日本市場についてです。では、中国消費洞察メルマガ第718号をお送りいたします。

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■YouTube「中国消費洞察」チャンネル
>> https://www.youtube.com/@china.marketing.insight
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中国歴25年の日本人コンサルタントがお届けする中国消費・マーケティング情報です。中国の消費現場、トレンド、ネット・EC、小売・流通、消費者動向などを2分前後の動画で解説します。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第718回)
   ◆「売る」から「信頼を築く」へ
    ~TikTok Shop日本市場に見る三つの特徴~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2026年3月号(vol.132)発行
     (詳細)https://www.cast-marketing.com/newsletter/

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■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第718回)
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【第718回】 「売る」から「信頼を築く」へ
~TikTok Shop日本市場に見る三つの特徴~

 会報誌3月号で取り上げた、2025年に本格的な立ち上げ期に入ったTikTok Shopの日本市場。他国とは異なる独自の進化を見せているなか、その特徴は大きく三つに整理できます。

 第一に、コンテンツが「商品説明書」として機能している点です。日本の消費者は安全性や信頼性を重視する傾向が強く、単なる売り込みでは購買に結びつきにくい市場です。

 ショート動画で直感的な理解を促し、ライブ配信で詳細な説明や双方向のコミュニケーションを重ねることで、納得感と信頼を醸成していきます。特に美容・パーソナルケア分野ではこの構造が顕著で、短期間でも高い実績を示しています。

 第二に、インフルエンサー主導の販売構造です。日本市場ではインフルエンサー経由の売上が中心であり、単に人数を増やすのではなく、ブランドとの親和性や世界観を重視した「少数精鋭」の連携が主流となっています。

 また動画とライブの構成比にも特徴があります。日本ではショート動画が56%、ライブ配信が44%とほぼ拮抗しているのに対し、米国ではショート動画が約8割、ライブ配信は約2割にとどまります。

 この差は、日本の消費者がライブ配信を通じた継続的なコミュニケーションの中で信頼を築く傾向が強いことを示しています。

 第三に、コアファン層と長時間ライブの存在です。ACG関連をはじめとする熱量の高いファン層が、安定した購買を支えています。

 日本では短時間で売り切るよりも、長時間にわたり丁寧に説明を重ねることで信頼を積み上げるスタイルが定着しつつあります。コンテンツの量よりも、専門性や説得力といった「質」が重視される点も特徴です。

 TikTok Shopは単なる販売チャネルではなく、信頼を軸に顧客との関係を築く場へと進化しています。日本企業にとっても、単なる販売チャネルではなく、新たな顧客接点のあり方として検討すべき段階に入っていると言えるでしょう。

バックナンバー一覧はこちら >> https://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

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■新着コンテンツ一覧
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◆中国「興趣」消費市場分析レポート(6)
 ~今後伸びる注目の「興趣」8大分野とは?⑤〜博物館探訪 より深い没入体験へと進化する文化鑑賞へ

 近年、中国では博物館を「体験の場」として楽しむ新しい動きが広がっている。従来のように展示物を眺めるだけではなく、来館者自身が展示に関わりながら学ぶスタイルが重視されている。例えば物語の登場人物になって館内を巡るイベントに参加したり、スマートフォンを使って展示の解説を操作したり、クイズやミッションをクリアしながら見学したりといった形で、主体的に行動することが特徴である......

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◆中国「興趣」消費市場分析レポート(5)
 ~今後伸びる注目の「興趣」8大分野とは?④〜「打卡」トレンド旅 ソーシャルメディアが主導する新たな旅行ブーム

  中国語で「打卡潮游」(直訳:チェックイン型トレンド旅)とは、ショート動画やSNS、話題のニュース、インフルエンサーのコンテンツなどをきっかけに、特定の観光地が大きく注目され、観光客が激増する現象を指す。従来の観光のように名所を見ることが目的ではなく、「話題の場所に実際に行った」という体験を共有すること自体が主な動機となっている......

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◆中国「興趣」消費市場分析レポート(4)
 ~今後伸びる注目の「興趣」8大分野とは?③~ AIコーディング 技術の普及が生んだクリエイター経済

 AI(人工知能)コーディングとは、一般ユーザーがAIを搭載した支援ツールを使って、プログラムの作成や簡単なアプリ開発、業務の自動化、データ分析などを行うことを指す。最大の特徴はこれまで専門知識が必要だった作業を、一般の人でも比較的容易に行えるようになった点にある。アイデアを持つ人が自らデジタルサービスやツールを作れるようになり、個人による創作やビジネスが広がりつつある......

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◆中国「興趣」消費市場分析レポート(3)
 ~今後伸びる注目の「興趣」8大分野とは?②〜手編み・ハンドメイド 伝統的技法から癒やし型消費へ

 編み物などの手作業によるハンドメイドは、従来の家庭的な趣味の枠を超え、中国の都市部では、特に若い女性を中心に、ストレス解消や自己表現の手段として広く受け入れられるようになっている。単純な動作を繰り返しながら作品を作る過程には心を落ち着かせる効果があり、完成した作品は自分らしさや思いを形にした特別な品となる点が大きな魅力である......

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◆中国「興趣」消費市場分析レポート(2)
 ~今後伸びる注目の「興趣」8大分野とは?①〜ロッククライミング 専門スポーツから都市型ライフスタイルへ

 ロッククライミング(攀岩)は、かつては一部の愛好者に限られたエクストリーム・スポーツだったが、近年では中国の都市部、とりわけ若いホワイトカラー層の間で、スポーツや社交の手段として急速に広がっている。壁を登る際には手足の位置や体の動かし方に意識を集中させる必要がある。仕事のことを忘れて没頭できるため、ストレス解消と達成感を同時に得られる点が人気の理由となっている......

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◆中国「興趣」消費市場分析レポート(1)
 ~興味や趣味が中国消費を再構築 成長が期待される「興趣」8大分野を読み解く

 大きな構造転換の局面にある中国消費市場だが、その新たな成長ドライバーを模索する日本企業にとって、注目すべきキーワードがある。それは中国語で「高潜力興趣消費」、つまり今後成長が期待される「興趣」(興味・趣味)消費のことだ。これまで中国消費の主流だったのは、多くの人が同じ流行アイテムを追いかけるような消費スタイルだった。いわば「みんなが持っているから買う」消費だ......

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◆2026年中国消費トレンド分析レポート(14)
 ~2026年中国消費市場を読み解く:複合的価値が未来を創る

 2026年の中国消費市場を読み解くうえで重要なのは、いくつかの潮流を「言葉」として理解することではなく、その中身を具体的に捉えることにある。まず、体験は付加価値ではなく、成長を生む主役になっている点。単にモノを売ることでは市場が伸びにくくなっており、実際に「どんな時間を過ごせるか」、「どんな感覚が得られるか」が売上を押し上げる原動力になっている......

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https://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=6284

◆2026年中国消費トレンド分析レポート(13)
 ~2026年中国消費トレンド⑫ 成熟するX世代 流行ではなく、正しい価値を選ぶ

 中国のX世代(44〜59歳)は、きわめて特徴的な世代といえる。改革開放期に育ち、市場経済の勃興を目の当たりにすると同時に、住宅購入や家庭責任という重圧も背負ってきた。現在は、彼らの多くが安定した収入と成熟した消費判断力を備え、親、子ども、自分という三世代の責任を担っている。華美さや一過性の流行を追うことはなく、正しい価値に対して対価を支払うのが特徴でもある......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング会員』IDにてログインの上ご覧ください。
https://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=6283

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■新着統計データ一覧
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◆2025年中国不動産市場の基本状況④〜不動産開発景気指数
◆2025年中国不動産市場の基本状況③〜不動産開発企業の資金調達状況
◆2025年中国不動産市場の基本状況②〜新築商品用不動産の販売および在庫状況
◆2025年中国不動産市場の基本状況①〜不動産開発投資の動向

統計データ一覧はこちら >> 
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■お知らせ
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◆会報誌「中国消費洞察」2026年3月号(vol.132)発行

 会報誌2026年3月号(vol. 132)の巻頭特集では、「中国ヒト型ロボット産業分析レポート」として、いま世界的に注目を集める中国のエンボディードAIとヒト型ロボット産業の現状を整理しました。

 2026年の春節特別番組「春晩」で披露されたヒト型ロボットのパフォーマンスは、その技術水準の高さを世界に印象づけました。人と共演し、自然な動きで演技を行う姿は、従来のロボットのイメージを大きく覆すものとなりました。

 その背景にあるのが、「具身智能」と呼ばれるエンボディードAIの進展です。現実世界と相互作用しながら認識・判断・行動するAIの発展により、ロボットは単なる自動化機械から、より汎用的な労働力へと進化しつつあります。特にヒト型ロボットは、人間の生活や作業環境に適応しやすい形状を持つことから、今後の幅広い応用が期待されています。

 中国では、こうしたヒト型ロボット産業が研究開発段階から実用化・量産フェーズへと移行しつつあり、業界内では2025年を「量産元年」と位置づける見方も広がっています。政策支援、技術革新、サプライチェーンの整備が一体となって進む中、産業構造そのものにも変化が生まれ始めています。

 今号では、産業全体の構造や市場動向、主要企業の取り組み、サプライチェーンの現状などを多角的に分析し、日本企業が今後のビジネス機会を検討するうえでの実践的な視点を提示しました。

 マーケティング戦略では、中国の「下沈市場」に改めて焦点を当てました。三線級以下の中小都市や県、農村部を含むこの市場は、人口約9億人を抱える巨大な消費エリアとして、その重要性を一段と高めています。

 これまで下沈市場は、大都市で生まれた商品やサービスを受け入れる“受け皿”と見られてきましたが、近年は自ら需要を創出し、中国消費をけん引する存在へと変化しています。物流やECの発展、プラットフォームの浸透により消費環境が高度化し、都市との格差も縮小しつつあります。

 特に注目されるのが、20~40歳の中青年層を中心とした新たな消費者像です。合理性と感性を併せ持ち、「価格に見合うか」を冷静に見極めながらも、体験価値や共感には積極的に支出する傾向が見られます。

 今号では、こうした変化を踏まえ、6つの主要トレンドから下沈市場の構造と可能性を整理し、日本企業にとっての新たな事業機会を読み解きました。

 マーケティングコラムでは、世界同時に拡大するTikTok Shopの最新動向を取り上げました。東南アジアで確立されたライブ配信と購買を組み合わせたモデルが、欧州や日本など新たな市場へと広がり、ECのあり方そのものに変化をもたらしています。

 2025年はTikTok Shopがグローバル展開を加速させた年となり、企業にとって参入可能な市場が一気に広がりました。こうした流れを踏まえ、本コラムでは日本市場に焦点を当て、現状と今後の可能性、参入にあたっての実務的なポイントを整理しています。中国発の新たなECモデルを理解し、ビジネスに活かすための参考としてご活用ください。

 そのほかにも、中国の消費やマーケティングに関するインサイト情報やデータが盛りだくさんです。

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会報誌『中国消費洞察』 
2026年3月号(vol. 132)  もくじ
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【巻頭特集】中国ヒト型ロボット産業分析レポート
「具身智能」(エンボディードAI)台頭で産業構造が変化
世界が注目の中国「ヒト型ロボット」産業を探る

【マーケティング戦略】中国「下沈市場」分析レポート
20~40歳の中青年層が牽引する6大消費トレンド
中国9億人「下沈市場」再発見

【マーケティングコラム】
世界同時拡大するTikTok Shopの最新動向
TikTok Shop、日本市場の可能性と攻略ポイント

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【中国マーケティング会員コース クイックリンク】
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