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【中国消費洞察メルマガ 第713号】中国ネット広告、次の主役はAIとショート動画

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2026年3月18日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第713号】
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 こんにちは!キャストグローバルの大亀です。

 2月末に青森を訪れました。東北は人生初。広島出身の私にとって、青森はとても遠い場所というイメージでしたが、上野駅から東北新幹線で3時間強。意外と近く感じました。

 今回は青森から八戸、奥入瀬、十和田湖、弘前と県内をぐるりと一周するルート。なかでも奥入瀬は、子どもの頃に家族全員で挑戦した2000ピースのジグゾーパズルが実家に飾られており、いつか一度は訪れてみたいと思っていた場所でした。パズルは紅葉シーズンの風景ですが、今回目にしたのは冬の奥入瀬。岩からの湧き水が凍りついた「氷瀑」で、冬の厳しさを間近に感じました。

 道中はもちろん一面の雪景色。立山黒部アルペンルートを思わせるような雪の壁が、山道の両側にそびえています。ところが八戸に着くと、雪はどこへやら。タクシーの運転手さんも、なぜか八戸は一年を通して雪がほとんど降らないそうで、青森の人たちからうらやましがられているとか⋯。

 今回、特に印象に残ったのが青森駅近くの「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。昨年のねぶた祭で受賞した巨大ねぶたの実物が展示されており、その迫力に圧倒されました。ちょうど春節(旧正月)に上海の豫園で馬のランタンを見たばかり。ねぶたの起源には諸説ありますが、もしかすると、こうした灯籠文化も中国から海を渡ってきたのかもしれませんね。

 今週のコラムは、1.6兆元市場に拡大する中国ネット広告の構造変化についてです。では、中国消費洞察メルマガ第713号をお送りいたします。

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■YouTube「中国消費洞察」チャンネル
>> https://www.youtube.com/@china.marketing.insight
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中国歴25年の日本人コンサルタントがお届けする中国消費・マーケティング情報です。中国の消費現場、トレンド、ネット・EC、小売・流通、消費者動向などを2分前後の動画で解説します。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第713回)
   ◆広告は「流量」から「体験」へ
    ~中国ネット広告、次の主役はAIとショート動画~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2026年1&2月合併号(vol.131)発行
     (詳細)https://www.cast-marketing.com/newsletter/

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■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第713回)
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【第713回】 広告は「流量」から「体験」へ
~中国ネット広告、次の主役はAIとショート動画~

 会報誌1&2月合併号でレポートした中国のインターネット広告市場。2025年の市場規模は7,257億元(約15兆円)に達し、前年比11.5%の成長となりました。

 さらにECプロモーションやSNSマーケティングなどを含めたインターネットマーケティング全体では8,818億元で、両者を合わせた市場規模は1兆6,075億元に達しています。

 広告の形式を見ると、現在の中国市場を牽引しているのは「EC広告」と「動画インフィード広告」の二つです。EC広告は直接的に販売につながる点が評価され、市場の約3割を占めています。

 一方で従来型のバナー広告は存在感を弱め、ショート動画を中心とした動画広告が急速に伸びています。中国ではショート動画コンテンツが日常的に閲覧されており、プラットフォーム側のレコメンド技術の進化も、この流れを後押ししています。

 プラットフォーム別に見ると、EC・検索・ショート動画の三つが市場の中心です。特に注目されるのが「興趣電商」と呼ばれるモデルで、ライブ配信やおすすめフィードを通じて購買を促す仕組みが急速に拡大しています。

 また検索分野では、AI技術を組み込んだ新しい検索広告も登場し、市場構造に変化が生まれています。

 市場の集中度も高く、抖音(TikTok)、アリババ、テンセントの三社だけで市場の約3分の2を占めています。一方で小紅書(RED)のようなコミュニティ型プラットフォームも急成長しており、「コミュニティ+検索」という独自の仕組みで広告価値を高めています。

 今後のキーワードはやはりAIです。AIは単なる効率化ツールではなく、マーケティング全体を動かす中枢へと変わりつつあります。

 中国の広告市場は、広告枠を買う時代から、生活シーン全体を設計するマーケティングへと進化していると言えるでしょう。海外企業にとっても、この変化を理解することが中国市場攻略の重要なポイントになりそうです。

バックナンバー一覧はこちら >> https://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

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■新着コンテンツ一覧
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◆中国ショートドラマ業界分析レポート(8)
 ~【中国ショートドラマ】多様化するユーザー 世代と圏層による二重の細分化

 ショートドラマユーザーには、世代別と圏層別とで、明確な分化傾向が見られる。各グループでは好むジャンルや視聴動機に大きな差が存在している。世代別で見ると、各世代の視聴動機と好むジャンルはそれぞれ異なる傾向がある。まず若年層(35歳以下)では、「甘くて切ない恋愛ドラマ」や「ファンタジー・タイムスリップ」などのテーマが特に好まれている......

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◆中国ショートドラマ業界分析レポート(7)
 ~中国ショートドラマのユーザーイメージ

 ショートドラマのユーザー層を見てみよう。当初、地方に住むユーザーがスキマ時間に楽しむ娯楽としての立ち位置から、より広く多様な層へと急拡大している。そこには明確な「世代間融合」と「圏層分化」(※圏層は興味や属性で分けた消費者グループのこと)の傾向が見られる......

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◆中国ショートドラマ業界分析レポート(6)
 ~ショートドラマのコスト構造とユーザーの支払い意欲

 コスト面を見ると、プロモーション費が目下最大の支出項目となっている。1本の短編ドラマのコストのうち、プラットフォームのトラフィック獲得費用が80〜85%を占めているのが実状。一方、業界的に喜ばしいのは、ユーザーの課金に対する意識の高まりだろう......

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◆中国ショートドラマ業界分析レポート(5)
 ~ショートドラマのビジネスモデル さまざまな収益モデルが共存

 ショートドラマのビジネスモデルは、当初の有料一択から、現在は以下の3つのモデルの共存型へと進化している。IAP(ユーザー課金)モデル、 IAA(広告収益)モデル、 IAAP(ハイブリッド)モデル。ユーザーは1話単位で課金(通常1元以下、全話で数十元程度)するか、定額会員となることで視聴が可能になる。主にミニアプリや動画プラットフォームのショートドラマチャンネルにこの形式が多い......

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◆中国ショートドラマ業界分析レポート(4)
 ~ショートドラマの市場構造 コンテンツ急増とトップへの集中化がトレンド

 ショートドラマ(微短劇)は、すでにショート動画や長編動画と並ぶ、中国のオンライン動画界の主流カテゴリの1つとなっている。エンタメ業界の調査会社「雲合数据」によると、ネット上のショートドラマの配信数はすでに累計4万本に達している。ショートドラマ作品の供給構造は「ピラミッド型」を呈している。そのデータから、市場の全体像をざっくりと読み取ろう......

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◆中国ショートドラマ業界分析レポート(3)
 ~中国ショートドラマの市場規模 2024年に500億元超で、映画市場を凌駕

 中国のショートドラマ(微短劇)市場は急成長を続けており、その市場規模はすでに映画産業を上回り、デジタルコンテンツ分野で最も活力ある領域の1つとなっている。2023年の中国ショートドラマ市場規模は、373億9千万元で、前年比267%という大きな伸びを示した......

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◆中国ショートドラマ業界分析レポート(2)
 ~中国ショートドラマの発展プロセス

 中国のショートドラマ(微短劇)は、ここ数年で極めて短期間で急成長を遂げた。そのプロセスは、大きく以下の3つの段階に分けることができる。萌芽・模索期(2022年以前)、急成長期(2022年〜2024年初頭)、規範強化・多元化模索期(2024年〜現在)......

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◆中国ショートドラマ業界分析レポート(1)
 ~企業のマーケ活用が続々と進む 中国で急伸する「微短劇」(ショートドラマ)に注目

 近年、中国では「微短劇」(以下、ショートドラマ)と称される短尺ドラマ業界が急成長。人気のデジタルコンテンツとして存在感を高めている。1話あたり数十秒から15分程度のこのコンテンツは、2020年末には中国政府からもネットドラマ、ネット映画、ネットアニメに続く「第4のネット映像ジャンル」として正式に承認された......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング会員』IDにてログインの上ご覧ください。
https://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=6242

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■新着統計データ一覧
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◆2025年中国不動産市場の基本状況④〜不動産開発景気指数
◆2025年中国不動産市場の基本状況③〜不動産開発企業の資金調達状況
◆2025年中国不動産市場の基本状況②〜新築商品用不動産の販売および在庫状況
◆2025年中国不動産市場の基本状況①〜不動産開発投資の動向

統計データ一覧はこちら >> 
https://www.cast-marketing.com/statistics/

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■お知らせ
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◆会報誌「中国消費洞察」2026年1&2月合併号(vol.131)発行

 会報誌2026年1&2月合併号(vol.131)の巻頭特集では、「2026年中国消費トレンド分析レポート」として、中国消費を左右する12の潮流を整理しました。

 現在、中国の消費市場は大きな転換点を迎えています。不動産・インフラ投資を軸とした高成長モデルが調整局面に入り、消費の担い手も「80後」「90後」から「95後」「00後」へと若年化する中で、消費行動そのものが質的に変化しました。

 生活必需品では価格や成分、機能を徹底的に比較し、コストパフォーマンスを重視する一方、健康、ウェルネス、旅行、IP(キャラクター等の知的財産)、推し活、国潮(愛国)カルチャーなどの分野では「自分にとって意味があるか」「満足や共感につながるか」を重視し、出費を惜しまない傾向が強まっています。

 日常では合理的に節約しつつ、価値を感じる領域には積極的に投資する――こうしたメリハリのある消費行動が、中国市場の新たな特徴となりました。広告やブランド力だけでは選ばれにくくなり、具体的な機能や使用価値を示せない商品は淘汰される一方、明確な世界観や体験価値を提供できるブランドは高価格帯でも支持を集めています。

 今号では、「安いか高いか」ではなく「納得できるかどうか」を軸とする新たな消費構造を前提に、2026年に注目すべき12の潮流を提示しました。中国市場の次の動きを読み解くための実践的な指針となる内容です。

 トレンドウォッチでは、中国で急速に存在感を高めている「興趣(興味・趣味)消費」に注目しました。多くの人が同じ流行を追う時代から、自分の関心領域に時間とお金を集中投資する時代へと移行しています。

 将来への不確実性が高まる中で、「自分でコントロールできる世界」を持ちたいという心理が背景にあり、趣味の深化やスキル向上、コミュニティへの参加など、自己充足型の消費が広がっています。企業には商品を売るだけでなく、趣味の成長プロセスに寄り添う存在としての役割が求められるようになりました。

 今号では市場性、収益性、文化的影響力、成長余地の4つの観点から分析し、特に有望と考えられる8分野を抽出しています。

 マーケティング・コラムでは、AI(人工知能)が主役となりつつある中国ネット広告市場を取り上げました。2025年はAIによる広告配信やビッグデータ活用が進み、市場は堅調な成長を維持しました。

 市場規模やプラットフォームの勢力図、業種別の広告投資動向を整理するとともに、今後重要となる媒体や手法、消費者行動の変化、日本企業にとっての新たなビジネス機会について解説しています。中国市場で効果的な販促戦略を検討するうえでの実践的な参考資料としてご活用ください。

 そのほかにも、中国の消費やマーケティングに関するインサイト情報やデータが盛りだくさんです。

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会報誌『中国消費洞察』
2026年1&2月合併号(vol.131) もくじ
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【巻頭特集】2026年中国消費トレンド分析レポート
売れる理由が変わった?
2026年中国消費を左右する12の潮流

【トレンドウォッチ】中国「興趣」消費市場分析レポート
興味や趣味が中国消費を再構築
成長が期待される「興趣」8大分野を読み解く

【マーケティング・コラム】
AIが主役となるマーケティングの新時代へ
データで読む2025年中国ネット広告市場

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